Cookbook に MCP Server レシピを追加、あわせて NASEBANAL Growth Mobile iPhone/Android ベータテスター募集のお知らせ

目次
  1. Cookbook に MCP Server レシピを追加
  2. NASEBANAL Growth Mobile ベータテスター募集
  3. おわりに

開発者向けサイト NASEBANAL API Specs の Cookbook に、AIクライアントからNASEBANALを直接操作できる新しいレシピ MCP Server を追加しました。そしてもう一つ、前回の記事でご紹介した NASEBANAL Growth Mobile(Target・Recorder・Stopwatchを1つにまとめたモバイルクライアント)が正式リリースに向けた準備段階に入り、iPhone・Android両方でベータテスターの募集を開始します。今回はこの2つをまとめてご紹介します。


Cookbook に MCP Server レシピを追加

NASEBANAL Recorderを作ったときの動機は、「システム監視の世界でObservabilityが当たり前にしている複数メトリクスの統合的な計測・可視化を、人間のメトリクスに対してシンプルに実現する」ことでした。その入力口を、フォームへの手入力やREST API連携だけでなく、チャットでの会話にも広げたい——というのが、今回のMCP Serverの動機です。

Cookbookに追加した新しいレシピ 「Claude DesktopからMCPでTarget・Recorderを直接操作する」 は、Claude DesktopなどのMCP(Model Context Protocol)対応クライアントを、ご自身のNASEBANALアカウント(Target・Recorder)に接続する Remote MCPサーバー です。FigmaやTrelloのMCPコネクタと同じ体験で、コネクタを追加してブラウザでNASEBANAL(Auth0)にログインするだけで使えるようになります。トークンの手動コピペは不要です。

たとえば、朝体重計に乗ったら「Recorderに体重70.2kgを記録して」と話しかけるだけで記録が済みます。週末に「先週のRecorderの体重の推移を要約して」と尋ねれば、recorder_statsが集計を返してくれるので、そのままレポートとして人に見せることもできます。フォームを開いてタグを選んで数値を打つ、という一手間が、チャット1往復に置き換わる感覚です。

ログイン後に使えるようになるToolは次の通りです。

Target

| Tool | できること |

|---|---|

| target_list | 自分のTargetを一覧取得(ネストされたセル込み) |

| target_get | idでTargetを1件取得 |

| target_create | Targetを作成(parent_idを指定すればサブTargetとして) |

| target_update | Targetのタイトル・説明・メモを更新 |

| target_delete | Targetを削除 |

Recorder

| Tool | できること |

|---|---|

| recorder_record_list | 記録済みのデータをタグ・期間で絞り込んで一覧取得 |

| recorder_record_create | データを記録(タグ名が無ければ自動作成) |

| recorder_record_update | 記録済みのデータを更新 |

| recorder_tag_list | タグ一覧を取得(ゴール作成に使うtag idを調べる用) |

| recorder_goal_list | ゴール一覧を取得 |

| recorder_goal_create | 既存タグにゴールを作成 |

| recorder_stats | タグの集計(件数・最小/最大/平均・最新値)— レポート生成向け |

セットアップはClaude Desktopの Settings → Connectors → Add custom connector から https://mcp.nasebanal.com/mcp を登録するだけです。詳しいセットアップ手順や、現時点での制限事項(共有・コラボレーション機能や一括操作は未対応、Auth0トークンの自動リフレッシュは未実装など)は、レシピ本文をご覧ください。実際にチャットで操作している様子は、近日中に動画でもご紹介する予定です。

このMCP ServerはCloudflare Workers上で動くRemote MCPサーバーとして実装しており、内部では@nasebanal/sdkをラップしているだけです。SDK自体はContract-Driven Developmentの枠組みでOpenAPI Specから生成された型付きクライアントなので、MCP Tool一つを追加する作業は、実質的には「すでに生成済みのSDKメソッドをTool定義として登録する」だけで済みます。API自体はすでにフルに公開されているので、今後も必要に応じてToolを追加していく予定です。

あわせて、この機会にCookbookのカテゴリ構成もGrowth・Evolution・Commonの3分類に整理しました。MCP Serverは特定のGrowthアプリに閉じた機能ではなく、NASEBANAL全体への横断的なインターフェースという性質上、Commonに分類しています(Evolutionはまだ準備中のため、現時点ではComing Soonの表示です)。


NASEBANAL Growth Mobile ベータテスター募集

もう一つのお知らせです。前回の記事では、Web版の画面情報をもとに、Claude Codeから Figma MCP を使って画面を設計し、そこにOpenAPI Specを組み合わせてAIコーディングでアプリを組み上げた経緯を紹介しました。開発中はAIがFigmaをMCPで操作し、リリース後はユーザーがNASEBANALをMCPで操作する——奇しくも、開発の入口と利用の出口の両方にMCPが顔を出す形になりました。

NASEBANAL Growth Mobile は、Web版で提供している TargetRecorderStopwatch の3アプリを、単一のアカウント・単一のログインで行き来できる1つのモバイルアプリにまとめたものです。

NASEBANAL Growth MobileのDashboard画面
Target画面
Recorder画面
Stopwatch画面
  • Dashboard:3アプリを横断した状況を、ホーム画面でまとめて確認できます
  • Target:階層構造を持つ目標ツリーを、スマートフォンでも編集できます
  • Recorder:タグ単位で記録したデータを、時系列グラフと統計で確認できます
  • Stopwatch:計測したラップタイムを、ワンタップでRecorderに記録できます

現在、iOS・Android双方でストアへの正式リリースに向けた準備を進めており、その前段として、実機での動作確認とフィードバックをいただけるベータテスターを募集します。

  • iPhone:TestFlightでの招待制ベータテストです
  • Android:Google Playのクローズドテストでの招待制ベータテストです

いずれも現時点では公開リンクではなく、お問い合わせフォームから個別にご招待する形を取っています。ご参加いただける方は、お問い合わせフォームの本文に「Growth Mobileベータテスト希望」の旨と、お使いの端末(iPhone / Android)・登録先のメールアドレスをご記入のうえ送信してください。折り返し、招待の手続きをご案内します。ご記入いただいたメールアドレスは、招待のご案内以外の目的には使用しません。

テスト期間中にお気づきの点があれば、同じお問い合わせフォームからフィードバックをお寄せいただけますと幸いです。皆様のお声を、正式リリースに向けた仕上げに反映していきたいと考えています。


おわりに

MCP Serverとモバイルアプリ、届け先はAIクライアントとスマートフォンとで異なりますが、どちらも同じOpenAPI Specを契約として組み上げた、Growthの新しい入り口です。MCP Serverのご利用、そしてベータテストへのご参加、あわせてお待ちしております。